旧チャーチ「Legate」を購入しました
今回は先日購入した旧チャーチ「Legate」についてのレビュー記事です。
年末に更新した年間MAK発表記事の中で「来年は中古靴を控えて高い靴をどんっと買うぞ!」と宣言したことを皆様覚えていますでしょうか。
嘘をつきました。
この靴を購入したのが15日ごろ。半月も耐えられませんでしたね。
なんとも情けない。
まあ買ってしまったものは仕方がないのでさっそくレビューしていきましょうかね。
どうそ最後までお付き合いください。
これがLegateだ!
まずは全貌を見ていただきましょう。
箱からの・・・ご対面!
チャーチの「Legate」。内羽根のクォーターブローグです。現在のチャーチでは見かけないデザインですね。(最近ではGRANBYというデザインがあったようですが廃盤みたいです)
最近茶靴ばかり買っているのでそろそろ黒靴買わないとなと思っていましたがこのざまです。
ラストは73。王道中の王道。そして三都市表記のまごうことなき旧チャーチです。
横からはこんな感じ。
クラシカルな英国靴の雰囲気が素敵です。
ブックバインダーカーフなのでコーティングはされているのですがシワの入り方が非常にきめ細やかでこの時代の革質の良さが伺えます。
磨いて履いてみよう
ではお手入れしていきましょう。
中古品ですが状態は良く手はかからなそうです。
靴全体に「クレム1925」、鏡面は「ビーズワックスポリッシュ」を使用してツヤツヤに仕上げました。
オレンジ色の光が当たってるのでライトブラウンに見えますが実際はもっとブラウンです。
さっそく外に出てみましょう。
うーん、かっこいい。なにしろシルエットがかっこいいですね。そして派手過ぎず控えめ過ぎないパーフォレーションが英国紳士感を高めてくれます。
私の足長は24.5でこちらサイズは60Fです。
現時点ではジャスト~やや幅がタイトかなというくらい。まあ中古と言えどそんなに履きこまれてないのでそのうちフィットしてくるでしょう。
おまけ:旧チャーチ詐欺に気をつけよう
ここで少し余談です。
旧チャーチをお探しの中古靴初心者のあなた!「旧チャーチ詐欺」には十分お気を付けください。
オークションサイトやフリマサイトで探していると旧チャーチと謳っているものでも実は旧チャーチでない靴がたまにあります。
知らずに出品しているのか、はたまた旧チャーチをエサにして初心者を食い物にするとんでもない野郎なのかは定かではありませんがとにかくそういった出品を見かけます。
そもそも”旧チャーチ”とはチャーチが99年にプラダに買収される以前の三都市表記(LONDON、NEW YORK、PARIS)の靴のことを指し、他には「オールドチャーチ」「三都市チャーチ」などと呼ばれています。
現在のチャーチは上記に加えMILAN、TOKYOを加えた五都市表記です。
この間にTOKYOを抜いた四都市表記があったのですが、それを旧チャーチと称して出品している輩がいるんですよね。
いや確かに現行品の1つ前のチャーチやから「旧チャーチ」やけど!
これのたちの悪いところは嘘はついてないというところなんですよね。なので後から気づいて騒ぎ立ててもどうしようもありません。(細かく言うと四都市表記でも旧チャーチは存在します)
よし!じゃあ三都市表記であれば絶対旧チャーチだな!
というわけでもありません。三都市表記で当時の73ラストを使った復刻版が存在するのです。
でも見分け方は簡単なので安心してください。
手元に画像はありませんが復刻版の三都市チャーチには都市の下に“Custom Grade”の文字が入っていません。
旧チャーチを探している中古靴初心者の方はこの2点をぜひ覚えておいてください。
まとめ
今回は旧チャーチ「Legate」のレビューというか自慢と、巷にはびこる旧チャーチの罠について解説いたしました。
やはり旧チャーチの革質は素晴らしく皆さんが1足は持っておきたいという気持ちがわかりますね。
ヴィンテージシューズの登竜門的な位置づけからか、革靴初心者の方が探す機会も多いこの靴。
そういったところに付け込んでくる旧チャーチ詐欺に騙されないように注意しつつ素敵な革靴ライフを送りましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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