鏡面磨きのベース作りを検証!革靴が一番輝いたやり方を解説します

店主日記

こんにちは、大阪福島にある日本一見つけにくい靴磨き屋「SHOESLab.TORCH」の松田です。

みなさん柔らかい派ですか?硬い派ですか?

麺の湯で加減の話じゃあないですよ(ちなみに私は断然かため派です)

今回は鏡面磨きをする際のワックスのベースのお話です。

ワックスもメーカーによって様々で、成分ともなると目に見えないので正直どれが一番いいのかわからない!というのが正直なところだと思います。

でもさわれば誰でもわかるのがワックス自体の”硬さ”ですよね。

柔らかいワックスは塗りやすいけど光り方がにぶいのでベースに、硬いワックスは塗りにくいけどよく光るので仕上げに。

と、いうのがざっくりとですけど一般的な使い分けでしょうか。

しかし!本当に柔らかいワックスがベースで正解なんでしょうか?

実は試していないだけで新たな発見があるのではないのか?

それは革靴研究家(この設定忘れてた)である私がやることではないのか!?

よーし、ならどの方法が一番いいのか検証してやろうではありませんか!ねえみなさん!(謎テンション)

前置きが長くなりました。

何が言いたいのかと言うと「鏡面のベースワックスで柔らかい、硬い、塗る順番で光り方は変わるのか?」です。

さっそく検証していきましょう。

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出場選手紹介

この度エントリーしたベースの塗り方はこの方々!

①柔らかいワックスのみ

②硬いワックスのみ

③柔らかいワックス8、硬いワックス2

④硬いワックス8、柔らかいワックス2

⑤柔らかいワックス5、硬いワックス5

⑥柔らかいワックス、硬いワックス1層ずつ交互

やり方としては

1.同じ靴の同じ足に塗っていきます(つまり6回塗って落としてを同じ靴に繰り返します)

2.ワックスを塗る層は10層とします(上記の数字はワックスの層のことね)

3.塗り終わったあとにネル生地である程度曇りがなくなるまで磨きます(磨く際のワックスはビーズワックスポリッシュとし、ごく少量、一度だけ使用します)

主観ですが柔らかいワックスはサフィールノワールの「ビーズワックスポリッシュ」

硬いワックスはライオン靴クリーム本舗の「エクセレントワックス」を使います。

エクセレントワックスについては過去にレビューもしてますのでよければそちらもご覧ください。

ライオン靴クリーム本舗「エクセレントワックス」をレビュー!使い心地、使い方をプロが解説
「エクセレントワックス」をレビューしますこんにちは、大阪福島にある日本一見つけにくい靴磨き屋「SHOESLab.TORCH」の松田です。本日はワックスレビューです。以前から気になっていたワックスを買ってきましたよ。...

実験台になっていただくのは「実験くん」ことジャランスリワヤの黒のストレートチップです。

ジャランスリワヤ

実験されすぎて結構色も抜けてきてますね。

果たして違いは生まれるのか!?

結果はこうなりました。

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結果発表

さぁ、ここからは実際に磨いてみた結果を写真付きで発表していきますよ~。

まずは大本命!①柔らかいワックスオンリーくん!

磨いていくと・・・

鏡面①

さすが大本命。薄い膜ですが透明感があり革本来の表情を崩さない、いい光り方をしています。これもう優勝でしょ。

続いて②硬いワックスオンリーくん

いつもは仕上げに使われがちな彼もベース部門で輝きを放てるのか?

鏡面②

こちらはうってかわって①より膜が厚く、革の毛穴を埋めたワックスらしい光り方ですね。THE鏡面って感じです。こういうギラついた光り方が好みの人もいるのではないでしょうか。

まだまだ中盤、なんかちょうどよさそうな感じで期待大!③柔らかいワックス8、硬いワックス2くん!

磨くとこうなった

鏡面③

うーん、バランス型といえば聞こえはいいかもしれませんが正直どっちつかずな印象ですね。すごい中途半端な仕上がりになってしまいました。期待していただけに残念。

そろそろ疲れてきたぞ!磨く側の中だるみが心配なところ!④硬いワックス8、柔らかいワックス2くん!

はい

鏡面④

毛穴は埋めつつも薄い膜のような光沢もありこちらのほうが本当の意味でバランス型といえるのではないでしょうか。硬いワックスが分厚い分多少のギラつきは感じられます。

終わりが見えてきた!実力未知数!⑤柔らかいワックス5、硬いワックス5くんの登場だぁ!

鏡面⑤

そこまで光沢は鋭くありませんが革と馴染んだ艶やかで大人っぽい仕上がりです。控えめながらもしっかりと存在感を出している感じは好みです。

よし、これで最後!⑥柔らかいワックス、硬いワックス交互くん!

某シューシャイナーさんもやられているので真似している人も意外と多いのではないでしょうか

鏡面⑥

④のようなバランス型ですが革とよく馴染んでる上に全体的な光沢はこちらのほうが強い気がします。

はぁはぁ・・・終わった・・・

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結果まとめ

今回の実験結果を6つの結果を並べてみるとこんな感じです。

鏡面比較

やり方次第で結構差が出たんではないでしょうか。

あくまでも好みですが私はやはり①が一番ですね。当店でもお客様に対しては基本的には①で磨いております。

次点で⑥、敢闘賞として⑤あたりでしょうか。

結局柔らかいワックスベースが一番なんかいとつっこまれそうですが硬さや順番で意外とわかりやすく鏡面の表情が変わるので面白かったです。(自己満足)

中には意外とこっちの仕上がりのほうが好き!て方もいるんではないでしょうか。いると言ってくれ。

ただ使うワックスや塗る際の手に取る量、室温などによって結果は左右されてくるとも思いますのであくまで参考程度にしていただければ幸いです。

鏡面のやり方がわからない、うまくいかないなどお悩みがありましたらぜひ当店へお越しください。店主が解説しながら目の前でお磨きいたします。

↑こちらより来店予約していただければ便利ですよ!

本日使った道具たちはコチラ↓

それではまた次回をお楽しみに!


「SHOESLab.TORCH」とは

「履く」だけの革靴なんてもったいない!を信条に同世代に革靴の魅力を広めるため

某一部上場企業から脱サラし、大阪福島に靴磨き・中古革靴専門店を2021年にオープン。

店の見つけにくさには定評があり日本一見つけにくい靴磨き・中古革靴専門店を逆に

目指そうかと考え中。

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中古高級革靴のWEBショップはコチラよりご覧いただけます。

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