革靴をもっと身近に!私の生い立ち、「SHOESLab.TORCH」設立のきっかけとその思い【中編】

店主日記

みなさん、こんにちは「SHOESLab.TORCH」の松田です。

前回のブログでは革靴に出会うまでの自分の生い立ちや性格を書かせていただきました。

本当に多くの反響をいただき、また共感していただけたことをうれしく思います。

前回のブログ記事はコチラ。

さて、今回はというと革靴に出会ってからこの「SHOESLab.TORCH」を設立するにあたった経緯とそこに込めた私の思いを書き連ねていきたいと思います。

少し長くなるかもしれませんが大切なことなのでお付き合いいただけたら幸いです。

スポンサーリンク

「履く」だけではない革靴

さて、前回登場した私の革靴の扉を開いてくれた

「スコッチグレイン」オデッサ ダブルモンクストラップ 910BL

スコッチグレインのダブルモンクストラップ

せっかく高い靴を購入したのだから少しでも長く履いていきたい。もともと貧乏性で1つのものを長く使うことに抵抗がなかった私。

3歳くらいに買ってもらったコップやお皿を実家から出るまで(約20年間)同じものを使っていたくらいです。(謎のキモ自慢)

この靴もそれこそ10年以上履いてやるんだという意気込みがあったのでケアの方法を急いで調べました。

そう、お得意のネットサーフィンです。

以前から簡易的な靴磨き(塗れば光るやつ)はしていたのですが改めてきちんとしたシューケアの大切さに感化された私はいてもたってもいられずすぐにシューケアグッズを買いに行きました。

某靴磨き&宅飲みYouTuberさんの動画などを参考にさせてもらいながら、見よう見まねでやってみると・・・

「すんげぇ光る!」

今までの簡易的なシューケアにはない奥行きのある深い輝き、ギラギラしすぎない大人びた色気のある輝き。

「あ、大人になった」

確実に大人の階段を上った音が聞こえた気がしました。

そして大抵の人はこう感じます。「趣味、靴磨き」って響きかっけぇ。

でもやはり靴磨き好きになる方の原点はここだと思うんです。

初めて磨いた革靴の輝きに、そして大人の階段を一段上った自分の姿に人は酔いしれるものなのです。

私の中で「履く」ための道具でしかなかった革靴の概念が大きく変わった瞬間でした。

スポンサーリンク

羽化

それからというものご多分に漏れず私も革靴沼に引きずり込まれていました。

買う、磨く、眺める、履くを1年ほど繰り返していくうちにいつしかこう思うようになったのです。

「革靴ってこんなに素晴らしいのにその魅力を知らない人が多すぎる。みんなにもっと広めなきゃ」

ちょっと宗教っぽいですね。

でもときどき思うんです。日本人に無宗教が多いのは多種多様な趣味や娯楽があり、それがその人にとっての大きな心のよりどころになっているからだ、と。

日本は閉鎖的で多様性を認めないなんて言う人もいますけど私は全くそうは思いません。

色んな人がいて、色んな趣味や娯楽があって、それが排されることなく在り続ける国なんて他にないんではないでしょうか。(閉鎖的だからこそそういったある種のガラパゴス的進化がなされたといえなくもないですが。)

まあそれはさておき私の中で革靴布教活動の想いがふつふつとわき始めたころと時を同じくして好きでもない仕事を惰性で続けていても良いのか、という前々からあった葛藤もぶり返してきました。

その2つの感情の波が相乗効果のように押し寄せて私を呑み込んで・・・いえ、そっと私の背中を押してくれました。(ありがとうございます)

どうせ1度きりの人生なんだから我慢するのはやめた!

嫌なことを嫌々やる時間はすごい無駄だし精神的にも技術的にも成長につながらない。それならいっそそれを全部好きなことをやる時間に変えてめちゃくちゃ努力しよう!(もちろん好きなことをやるためにやらなければならない嫌なことはやりますよ)

「ミスター60点の男」からの脱却である。

こうして私は革靴の魅力をみんなに広めたいという理由だけで新卒で入社し約10年勤めた会社を退職することにしたのです。

スポンサーリンク

「SHOESLab.TORCH」設立の想い

革靴の魅力をみんなに広めたいがためだけに退職し起業を決意した私ですが1つ悩んだことがありました。

「一度何かしらの革靴業界に身を置いたほうが良いのか」

これは本当に悩みました。

そういった業界にいたほうがもちろん知識も付きますし起業した際の信用やら箔にもなります。

ただ、私の出した答えはNOでした。

なぜか。

それはこの「SHOESLab.TORCH」設立の本当の根っこの根っこの部分が至極単純で純粋な、子供みたいな願いだから。

それは

「革靴について語れるリアルな友達が欲しい!!!」

・・・願いしょうもな!

こんなバカで単純な理由で会社を辞めるやつがいるでしょうか。

自分でもあきれるくらいです。

こんな話をよく耳にします。

「SNSでは色んな革靴好きとつながっているんだけどリアルではそんな友達いなくてさびしいんだよね」

実際に私もそうです。

でもそれはSNSでそういった場所を自分で探してそこに飛び込んでいるから。

自分で革靴好きを検索してコンタクトしてるんだからつながりができるのは当然ちゃあ当然です。

けどリアルではなかなかそれが難しいというのが現実だと思います。(今のご時世余計にね)

考えてみたんです。

現実ではお酒が好きな人があつまる居酒屋がある。単車の改造が好きな人があつまる修理屋がある。

もっと噛み砕いて言うとみんなで好きなゲームをしにあつまる友達の家がある。

じゃあ革靴は・・・?

よし、じゃあそんな場所を革靴世界でもリアルで作っちゃおう!

「革靴が好きな人が気軽に集まれる靴磨き屋を作る」

本当に至極単純で純粋な、子供みたいな願いなんですけどそれが私が起業したきっかけなのです。

そしてその場所では業界に身を置いた革靴の先生や師匠のような存在ではなく、ただの”友達”のような目線でみなさんと接したい。

困ったときに気軽に相談できてアドバイスをもらえるお兄さん的な立場のほうがイメージに近いかもしれません。(私より年長の方のほうが多いと思われますが精神的な意味で)

以前勤めていた会社では後輩に「松田さんって先輩というよりお兄ちゃんて感じなんですよね」とよく言われました。

もしかするとなめられていただけなのかもしれませんが私自身そういう世話焼きな面もあるのも確かです。

だからその”お兄ちゃん”でいるためには業界に染まっていない真っ白な自分のほうがより等身大で触れ合えるしみなさんも身構えなくて済むんではないか。

そしてそういったたまり場みたいな場所にいるのが楽しくて、そこに価値を感じてお金を払ってくれたらいいな。

稚拙で言い訳がましく聞こえるかもしれませんがそれが私が業界に身を置かずに起業した理由です。

思いのほか長くなってしまいました。

が、まだまだ書き足りないことはあります。

SHOESLab.TORCH」の名前の由来やこれからの靴磨き業界の在り方につてなど・・・

と、いうことで後編としましたが今回を中編とし、次回の後編で!

長くって本当にすみません。


「SHOESLab.TORCH」とは

「履く」だけの革靴なんてもったいない!を信条に同世代に革靴の魅力を広めるため

某一部上場企業から脱サラし、大阪福島に靴磨き・中古革靴専門店を2021年にオープン。

店の見つけにくさには定評があり日本一見つけにくい靴磨き・中古革靴専門店を逆に

目指そうかと考え中。

「TORCH」についてはコチラ


靴磨きの予約はコチラより

中古高級革靴のWEBショップはコチラよりご覧いただけます。

コメント

  1. […] […]

タイトルとURLをコピーしました