初心者向けの革靴ブランドってないですか?
本日は本格革靴を購入したいけどどんなブランドを買えばいいかわからない!って人のための記事です。
以前私は初めて本格革靴を買う時にブランドは気にする必要はないと言いました。
もちろんその気持ちは変わっていませんが、初めてだからこそ経験者の話を参考にして買いたいという気持ちも大いにわかります。
知らない道を進むにはある程度の灯があったほうが進みやすいし安心ですもんね。
ならば私が一肌脱いでおすすめいたしましょうということで今回の記事を書くに至ったわけであります。最後までぜひご覧ください。
やっぱり国産がおすすめ
まず言えることは初めてであれば断然国産、つまり日本のブランドをおすすめします。
せっかく初めて高い靴を買うんだからイタリアだとかイギリスの靴を買ってみたい!そのほうがおしゃれだし格好いいじゃん!いままで日本の靴は散々履いてきたし。
と思うのはわかりますがまあ待ってください。
日本人が革靴を買うなら日本製に限ります。全員が全員とはいいませんがこれは間違いなく言えます。
日本のものづくりは素晴らしい!やっぱり日本はすごい!という単純なことではなくてそれには合理的な理由があるんです。
その理由をざっくり述べますと
- 海外革靴は関税を乗せた価格で販売されているため同じ価格帯でも日本製の方がコスパが良い
- 木型(履いた時の中の形)が日本人向けに作られているので足馴染みが良い(足幅や甲の高さ、踵のホールド)
- 店舗が身近にあるので相談が気軽にできたり純正品での修理などのサービスが受けやすい
といったところです。
ですので初心者はまずは国産ブランドの革靴で様子を見ましょう。せっかく買ったのに足に合わずに履かなくなったなんてことになれば悲しいですし。
おすすめ国産ブランド5選
さて、ここからは私がおすすめする国産革靴ブランドを紹介していきます。
すべて私が今現在も履いているブランドだけなのでめちゃくちゃ主観的な視点です。
それぞれのブランドの歴史や背景はそこそこに私が実際に履いて感じた生の声を聴いていただければと思います。
わかりやすいように
- コスパ・・・価格に対しての革の良さや造りの良さ
- 履きやすさ・・・初めて履いた時の楽さ、足を通した時のなじみの良さ
- デザイン性・・・革靴としてかっこいいか
- 手に入りやすさ・・・店舗が多いなどの身近さ
の4項目の評価も併せて載せておきます。繰り返しますがあくまで主観ですからね。
スコッチグレイン(SCOTCH GRAIN)
コスパ | ★ ★ ★ ★ ☆ |
履きやすさ | ★ ★ ★ ★ ★ |
デザイン性 | ★ ★ ★ ☆ ☆ |
手に入りやすさ | ★ ★ ★ ★ ☆ |
東京都墨田区にあるヒロカワ製靴が展開するブランド。国産ブランドでまずおすすめにあがるのはやはりこのスコッチグレインでしょう。
スコッチグレインを履き始めてから革靴にはまったという人も多いのではないでしょうか。かく言う私も初めてはスコッチグレインでした。
コストパフォーマンスの高さ、幅広の日本人の足にあうウィズ展開、取扱店の多さなどおすすめどころが満載。
デザインは良くも悪くも日本人らしいものが多いかな、という印象ですが初めての方にはむしろオーソドックスな方が良いかもしれません。
間違いなく誰にでもおすすめできる国産ブランドの代表格です。
レイマー(RAYMAR)
[RAYMARのご購入はこちらのリンクから]コスパ | ★ ★ ★ ★ ★ |
履きやすさ | ★ ★ ★ ☆ ☆ |
デザイン性 | ★ ★ ★ ★ ☆ |
手に入りやすさ | ★ ★ ☆ ☆ ☆ |
レイマーは静岡県焼津市にある靴メーカーです。その特徴はなんといってもコスパ。
神コスパと言われるほど価格に比べての革の質や造りの贅沢さが際立ちます。星5つを最高得点にしていますが、レイマーのコスパに関しては8つくらいあげたいぐらい。
展示会や商品レビューはこちらの過去記事より
「安くて、丈夫、高品質」の靴を一人でも多くの人に届けるために奮闘されている代表の大石氏の姿勢がとても素晴らしく、最近メキメキとファンを増やしていっているブランドでもあります。
限定品などは販売開始5分で売り切れなんてことも。
そんなレイマーですがネックは実店舗が無く基本はネットでの販売のみというところ。それが神コスパの秘訣でもあるのですが初めての人には買うハードルが高いのも事実。
定期的に試着・展示会を行っていますのでもしお近くで開催されたら必ず行きましょう。後悔はさせません。(お前は誰だ)
オリエンタル(Oriental)
コスパ | ★ ★ ★ ☆ ☆ |
履きやすさ | ★ ★ ★ ★ ☆ |
デザイン性 | ★ ★ ★ ★ ★ |
手に入りやすさ | ★ ★ ★ ☆ ☆ |
奈良県大和郡山市にあるオリエンタルはオリエンタルシューズが手掛けるジャパンメイドのシューズブランドです。オリエンタルトラフィックではございませんよ。
2020靴磨き選手権チャンピオンである細見氏が在籍していることでも有名ですね。
オリエンタルの特徴はそのデザイン性。欧州靴のような色気と王道感のあるデザインを取り入れながらも日本人にフィッティングしやすい快適な履き心地を両立しております。
価格の最低ラインが5万円代と初心者にはすこーしお高く感じるとは思いますがその価格に恥じない出来であることは間違いないでしょう。
シェットランドフォックス(SHETLAND FOX)
コスパ | ★ ★ ★ ★ ☆ |
履きやすさ | ★ ★ ★ ★ ☆ |
デザイン性 | ★ ★ ★ ★ ☆ |
手に入りやすさ | ★ ★ ★ ★ ☆ |
シェットランドフォックスは日本一有名な革靴メーカーのリーガルコーポレーションが展開するブランド。
リーガルばかり履いていたけどもう一歩先のブランドへ進みたいと思ったときにとっつきやすいブランドではあります。
価格帯も3~6万円と手が出しやすく、シェットランドフォックス自体の路面店は日比谷の1店舗しか無いですが百貨店などには多数置かれているため比較的手に取りやすいのではないでしょうか。
日本一の革靴メーカーが手掛けるだけあってどの面からもスキがないブランドとなっております。
その割に知名度があまりないのはPRが足りないのか、そもそも日本の革靴文化の限界なのか。
ユニオンインペリアル(UNIONIMPERIAL)
コスパ | ★ ★ ★ ★ ☆ |
履きやすさ | ★ ★ ★ ★ ☆ |
デザイン性 | ★ ★ ★ ★ ☆ |
手に入りやすさ | ★ ★ ★ ☆ ☆ |
ドレスシューズからカジュアルシューズ、スニーカーまで様々な靴ブランドを展開する世界長ユニオンが手掛けるのがユニオンインペリアル。
イタリアの靴づくりを日本でいちはやく取り入れたというだけあってデザイン性はイタリア寄りのエレガントなものが多い印象です。
もちろんフィッティングなどは日本人向けにブラッシュアップされており履き心地は快適。
こちらも大手ブランドだけあって価格やデザイン、履きやすさなどスキがありません。
直営店は日比谷の1店舗。百貨店の取扱店舗自体は多いのですが取扱モデル自体は少ないのであまり皆さんの目に触れる機会がないかもしれません。
まとめ
ここまで5つの国産ブランドを紹介してきました。本当は10選くらいやってもいいのですが私の目がしぱしぱしてきたのでこれぐらいにしておきたいと思います。
選びやすく5選にしたつもりですがそれでも迷う!と言う方はスコッチグレインをおすすめします。
ある程度革靴への理解が深まった段階で
- なるべく低価格で高品質な靴を楽しみたい → レイマー
- 正統派な革靴の世界をもっと知りたい → オリエンタル
- 無難に履きやすい靴が欲しい → シェットランドフォックス
- デザイン性のある靴を体験したい → ユニオンインペリアル
と言う風な具合でお好みに応じて進んでいけばよいかと思います。
再三言いますがあくまでも私の主観やイメージですので最後は自分がビビッときたものを買いましょう!
身もふたもないことを言いますが。
最後までお読みいただきありがとうございました。それではみなさま良い革靴ライフを。
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