みなさん、こんにちは「SHOESLab.TORCH」の松田です。
今回は皆さんに私、松田をもっと知ってもらおうと「SHOESLab.TORCH」
を設立するにあたった経緯とその思いや私自身の生い立ちについてお話させていただきたいと思います。
全く革靴に縁のなかった事なかれ主義の男がなぜこの革靴の世界に飛び込んだのか
お暇であれば読んでみてください。
居心地のいい「ミスター60点の男」
土建屋の父とパート主婦との間に生まれた私。貧乏でも裕福でもないごくごく普通の一般家庭の次男坊として、ある程度は不自由なく暮らしておりました。
やりたいことやたいそうな夢なんかもなく高校受験、大学受験、就職活動まで流されるままになし崩し的に生きてきた私は常に目立たないことを目標としていました。
怒られもせず、かといって褒められもしない平均点の男「ミスター60点の男」。
その「ミスター60点の男」で生きることがストレスもなく一番居心地がよかったんです。
社会人になって某メーカーに入社し営業として配属されてからもその性格はかわらなかったんですが周りの環境や仲間に恵まれたのか、ただ単に運が良かったのか、
会社全体の優秀セールスマン賞をいただいたり20代で営業係長に任命されたりとありがたいことに会社としての評価は高かったように思います。(自分で言うのも恥ずかしいですが)
ただ、会社からの評価や役職に対する責任と、自分の今の仕事に対する熱量の差が年々大きくなっていっているのもうすうす感じてはいました。
ただ前述したように私は「ミスター60点の男」。仕事に対する情熱がなかろうが最低限給料分さえ働いてこれ以上出世せず楽して生きようとも思っていたんです。
30歳だからいいものを買おうという安直な考え
では、流れのままに生きていたいそんな私がどうして革靴の世界に飛び込むこになったのか。
きっかけは30歳の時。
会社での立場や年齢的に少し身に着ける物を見直そうと思い最初に思い付いたのが高い時計を買うこと。
なんて安直なのでしょうか。
とりあえずタグホイヤーの15万円くらいの時計を買いました。
時計好きの方からすれば15万円の時計なんて大したことないかもしれませんがその当時の私にとってはかなり大きな買い物。
一生身に着けてやるぞ!くらいの意気込みで嬉々としてタグホイヤーを装着したのです。
しかしこれはまったくダメでした。
もともと指輪や手首にアクセサリーをつけることが嫌いだったことや、時間をみるだけなので高い時計と安い時計の違いがあまりわからなかったこと、
結局時計はスマホで確認してしまう癖などがあり装着回数はみるみる減っていきタグホイヤーは引き出しの中で眠る日々。
30歳での”大人デビュー”は無事失敗に終わりました。
言い方は乱暴ですが、やっぱり高いものなんて所詮は見栄だけで物自体に価値があるものではないんだなあ・・・
などと考えをこじらせて勝手に高級品不信に陥ることもありました。
でもやっぱりなにか買いたい・・・!
しかしやっぱり30歳の節目。何か他に大人になれるアイテムはないものか・・・
そんな私が次に目を付けたのが革靴なのでした。
以前から革靴には全く興味がなかったわけではなかったのですが、消耗品にそこまでお金をかけるのはなんだかもったいない気がして1万円前後の靴を履きつぶしているのが現状でした。
でもせっかく買うのだからこの前の時計のような失敗はしたくない。
それからというもの私は毎日ネットサーフィンし情報の荒波にもまれる毎日でした。
そんな中、色んなまとめブログサイトで評判がよく、かつ日本製でコスパのいい「スコッチグレイン」というブランドがものすごく良いらしいぞ!
というところまで辿り着きました。
いてもたってもいられずすぐに店舗に直行し購入したのがこちら
スコッチグレイン オデッサ ダブルモンクストラップ 910BL
今にして思えばなぜ最初にストレートチップなどの定番デザインではなくダブルモンクストラップを買ったのか。
たぶん見た目がかっこいいことと、紐でなくて脱ぎ履きしやすそうという理由だったと思います。
やはりその当時は革靴はあくまでも歩くためのただの道具だという認識が強かったんでしょうね。
その後恐ろしい沼にどっぷりはまるとも知らずに・・・
かくして私の革靴の扉はこのスコッチグレインに開かれたのでした。
長くなりそうなので続きは後編にて!
「SHOESLab.TORCH」とは
「履く」だけの革靴なんてもったいない!を信条に同世代に革靴の魅力を広めるため
某一部上場企業から脱サラし、大阪福島に靴磨き・中古革靴専門店を2021年にオープン。
店の見つけにくさには定評があり日本一見つけにくい靴磨き・中古革靴専門店を逆に
目指そうかと考え中。
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