フィニッシャーブラシをレビューします
今回は買ってよかった山羊毛ブラシのお話。
突然ですが、みなさんもふもふしたくありませんか?
したいですよね!ね!
なんのこっちゃってかんじですがこの度フィニッシャーブラシを新調したんです!
フィニッシャーブラシとは仕上げのツヤ出しや鏡面磨きの際のグラデーションなど様々な場面で使われるブラシで、材質はヤギ毛のものが多いです。
前々からそろそろ新しいものを買わなきゃなと思っていたんですが、いまいちビビッとくるものがなくて難航していたブラシ探し。
山羊毛のブラシはどうしても他のブラシより高額になってくるので選びきれずにいましたが今回ついに決断しました。
それが今回購入した「サフィールノワール フィニッシャーブラシ」です。
この仕上げ用のブラシ、とってももふくて興奮しました。それではさっそくレビューしていきましょう。
圧倒的毛量!もふもふのもふです
まずはこちらをご覧ください。
【サフィールノワール フィニッシャーブラ 価格:15,000円(+税)】
もっふ!!
すごくないですか。この毛量。
一瞬うちの白猫と見間違うほどの毛量です。
いや、これはそれ以上の毛量かもしれません。
横から見てもすごいです。もふです。
そしてすごくないですかこの値段。税込み16500円。超高級ブラシですよ!
一般的な靴用ブラシだと柄の部分にいくつもの穴がありそこに毛を植え込んでいく作りですが、こちらのブラシは柄いっぱいに毛が植えられておりブラシ全体が1つの毛束になっています。
だからこその圧倒的毛量。このお値段にも納得です。
普通の山羊毛ブラシと比較してみてもその毛量は一目瞭然ですね。
山羊毛と馬毛が絶妙なバランスで混合されているので柔らかいのにしっかりとハリやコシがあり、さわり心地もグッドです。ベリーグットマンです。
このような造りを実現するために広島の伝統工芸品である「熊野筆」の技巧が用いられているそうで、さらに同地出身であるシューシャイナー「92 NINETY TWO」の安倍春輝氏が監修しているというのだから納得の出来ですね。
毛持ち手がコンパクトで扱いやすい
肝心の使い心地はどうでしょうか。
まず柄の長さは約13cm。北海道産・10年物の楢(ナラ)を使用しているそうです。
毛足の長さは35mm。ここも個人的にはナイスなポイント。毛足が長いブラシは使いやすくてほんとに好きです。
実際に持ってみると
けっこう小さいですね。女性でも持ちやすいサイズかもしれません。
この小ささで従来の山羊毛ブラシと同じ毛量であれば物足りなく感じるでしょうが圧倒的毛量がそんな不安を吹き飛ばしてくれそうです。
では実際にブラッシングしてみましょう。ハイシャインの仕上げとして使用してみました。
うーん、気持ちいい!
革の表面を滑らかにすべってくれますしハリもあるのでしっかりブラッシングできます。
普通の山羊毛ブラシならシャカシャカと音がするのですがこちらのフィニッシャーブラシはその密度ゆえあまり音がせずサササッというような感じです。
山羊毛ブラシにありがちな抜け毛もほとんどありませんでした。
あと全然使用感とは関係ないんですがハンドラップでブラシに水をつけて手でならすときの手が無茶苦茶気持ちよくて私は好きです。もふもふ好きだからでしょうか?
いや、人がさわっても気持ちいいんだから革もきっと喜んでるに違いありません。
まとめ
今回はサフィールノワールさんから販売されているフィニッシャーブラシを紹介させていただきました。
価格は税込みで16,500円と少しお値段はしますがプロのシューシャイナーが監修しているだけあってその使い心地はお墨付きです。
正直3,000円の山羊毛ブラシを5個使いつぶすよりこれ1つを長く使うほうが良いと思うような極上の使い心地だったので靴を磨くのがさらに楽しくなりました。
磨かなくてもさわっているだけで気持ちいいので個人的には買ってよかったと思います。
今月のおこづかいは無事無くなりましたが。とほほ。
ということでご興味ある方、ちょうど山羊毛ブラシを買い替えようと思っていた方、今現在の山羊毛ブラシに物足りなさを感じている方、単純にもふもふしたい方は一度検討してみてはいかがでしょうか。
興味あるけどちょっと高くて迷っているという方は当店のお磨きでフィニッシャーブラシをご体感いただけますのでお気軽にご来店ください!
ご来店は下の来店予約ボタンから予約していただきますと便利です!
それでは次回もお楽しみに!
「SHOESLab.TORCH」とは
「履く」だけの革靴なんてもったいない!を信条に同世代に革靴の魅力を広めるため
某一部上場企業から脱サラし、大阪福島に靴磨き・中古革靴専門店を2021年にオープン。
店の見つけにくさには定評があり日本一見つけにくい靴磨き・中古革靴専門店を逆に
目指そうかと考え中。
「TORCH」についてはコチラ
靴磨きの予約はコチラより
中古高級革靴のWEBショップはコチラよりご覧いただけます。
コメント